不調。でも成長

このところ
調子が悪い日の頻度が高まっている。



今日は朝から不調。
気分が優れなくても、体を動かせば治るときもあると思い、
いつも通りジムへ。
行きの電車で涙が溢れてきたが何とか到着し、
レーニング開始。

しかし、
期待とは裏腹、気分は改善されなかった…
挙げ句の果てには、皆に心配されて撤退。




以前のMKにとっては、あり得ないことだった。
人前で不調、弱みなどネガティブな側面は見せないよう、
鉄の鎧をまとっていたから。

会社員だった頃、
起床時に踞るほど調子が悪くても
完璧を貫いていた。

朝7時にジムでトレーニングした後
病院を経由してから出勤。
退勤時まで体が持たずにタクシーで再び病院。
でも翌朝はジムでトレーニング。
なんてこともざらにあった。


そもそも、
父親から末期ガン宣言されてから亡くなるまでの一ヶ月間、
母親、友人などから悟られないよう
父に会うために隠れて病院へ通っていた。


幼少期から
隠す、演じる事には慣れている。

「周りの期待通りでいたい」、
「良いように思われたい」という欲望が人より強かった。
その上、
生まれてからずっと
" 大丈夫じゃない自分 "に気づいてはいけなかったから。
自分も、周りも精一杯頑張ってきた結果の現実が
「大丈夫じゃない」
何て気づいてしまったら、息することすら出来なくなる。


しかし、
MKは神ではないので、限界が来た。
常に" 大丈夫 "な生命体は存在しないだろう。

「無理することが無理になった !!」
それが半年前。

以来、不調、弱み、苦手、涙など
いわゆるネガティブな事を出せるようになった。
正確には、隠せなくなった。


「出来なくなる」という成長。






この半年で色んな事が出来なくなった。
その分、出来ることも増えた。
とても初歩的なことだが…

でも、私はまだ" 隠している "
自分自身に対して。
気付いたら困るから。
でも、楽になるには掘り下げるしかない。
日々自分自身と格闘中。


肉体を鍛えるだけでは
強くなれません。
知ってます。
でも、蹴りが上手くなって嬉しいです。




MK